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淡路島の歴史と文化の中には約500年の歴史を持つ、淡路島が誇る伝統芸能である、淡路人形浄瑠璃(国指定重要無形民俗文化財)があります。
淡路人形浄瑠璃 は神事から芸能文化へと変化しました。
人形浄瑠璃は、「三味線」の澄んだ音色や、情感あふれる「太夫(たゆう)」の語り、そして人の情念が宿ったかのような「人形」が一体となって生まれる、日本独自の舞台芸術の事です。 江戸時代には、近松門左衛門の「曾根崎心中」や「国性爺合戦」などの名作も生まれています。
当時を代表する芸能文化でした。
神事からはじまった人形操りが、江戸時代に「浄瑠璃」「三味線」と融合して、「人形浄瑠璃」という芸能文化として発展したのです。
また18世紀のはじめ頃には、淡路島内に40を超える座元が競い合っており全国各地を巡業していました。日本各地には淡路人形の影響を受けた座が今なお約80座も残っています。
そのことが歴史の重みと文化の重みを感じさせてくれます。